活動内容

BSG(標準化格差解消)専門委員会

BSG専門委員会とは

 TTCは2007年に普及推進委員会を設置し、ASTAP *1の”Working Group on Bridging Standardization Gap” での討議に参加するとともに、タイ・マレーシア等の標準化団体との連携を通して、新興国・ルーラルエリア向けの標準策定に向けた足場作りを進めてきました。また、アジアのルーラルエリアにおけるICTニーズや有用性を把握するため、APT *2 パイロットプロジェクトに参画し3カ国・5分野でICTソリューション実証実験を実施してきました。

 これらの討議・ケーススタディを積み重ねていく中で、ICTソリューションをアジアのルーラルエリアに広く普及させるためには、他地域にも展開可能となるよう、ルーラルエリア共通の要求条件や導入ガイドライン等を「ソリューション利用標準」として標準化し普及させる必要性があることを強く認識しました。

 さらに世界電気通信標準化会議 (WTSA-12) にて、Resolution 44 “Bridging the standardization gap between developing and developed countries” の改訂が議論され、ITU-T各SGに対して途上国が置かれた特有な状況に配慮して標準化を適切に進めるよう指示することが新たに盛り込まれました。これは今後標準策定にあたって途上国での利用を考慮した視点や切り口が新たに必要となったことを意味します。

 これらの課題・状況に対応するため、新興国向けソリューション利用標準策定と、そのASTAP、ITU *3 への提案に重点を移し、またその推進に必要な連携構築や将来のビジネス展開につながるプロモーションも含めた活動をよりオープンな形態で持続的に進めるため、新たな専門委員会を設置しました。TTCが持つ多くの標準策定に関するノウハウを背景にアジア各国に展開すべく、多くの方々にご参加をお待ちしております。

*1 ASTAP: 太平洋電気通信標準化機関 (APT Standardization Program)
*2 APT: アジア・太平洋電気通信共同体 (Asia-Pacific Telecommunity)
*3 ITU: 国際電気通信連合 (International Telecommunication Union)
 

参加するメリット

<ビジネス化>

  • アジア各国で展開可能な「ICTソリューション」を、ルーラルエリア共通の要求条件や導入ガイドライン等を「ソリューション利用標準」として標準化し、各国での普及促進が期待されます。

<プロモーション>

  • APTパイロットプロジェクト等への参画を通したICTソリューション実証実験の実施
  • APT等が主催する国際会議での事例発表
  • アジア各国のパートナーを講師としたTTCセミナーの開催

<情報収集>

  • パイロットプロジェクト実施を通したアジアのルーラルエリアにおけるICTニーズや有用性の把握
  • BSG専門委員会が主催する国際招聘会議(SHARE Meeting)を通じたアジア各国情報の収集
  • ASTAP参加によるアジア各国代表者との意見交換を通した情報収集

標準化・活動方針

<アップストリーム活動>

  •  ASTAP文書 (APT Report) として登録された「ICTソリューションハンドブック」は、今後も途上国の要望を盛り込みながら追加改訂提案を継続し、利用標準としてのハンドブックの完成度・有用性を高めることに貢献していきます。
  • アジア各国での実証実験結果をICT分野別に体系化して、実施ノウハウを共有化する導入ガイドラインを策定し、各国のICTソリューション導入を支援します。

<TTCドキュメント制定>

  • 「ICTソリューションハンドブック」はTTC技術レポート(TR)として文書化し、新興国ビジネス開拓に向けた利用標準として活用します。

→ 中期標準化戦略へ

関連するSDGsゴール

標準化事例

APTパイロットプロジェクトの事例紹介 標準化の糸口を見出す作業

APT/ASTAP/REPT-13 (Rev.2)  APT Report on "Handbook to Introduce ICT Solutions for the Community in Rural Areas" August 2017

ICTソリューションを利活用した生活品質向上

https://www.apt.int/sites/default/files/Upload-files/ASTAP/APT-ASTAP-REP-13-Rev.2-Handbook_on_ICT_solutions__for_rural_area.docx

標準類制定状況

番号 版数 タイトル 制定日 説明資料
4
遠隔地域でのICTソリューション導入に向けたハンドブック(スマートシティに関するケーススタディを追加)
2020/3/23

 

TR-1058  
3
遠隔地域でのICTソリューション導入に向けたハンドブック(ベトナムでのケーススタディ(エビ養殖業支援)を追加)
2018/3/28
 
TR-1058
2
遠隔地域でのICTソリューション導入に向けたハンドブック
2016/2/16
 

セミナー等開催状況

開催日 タイトル
2021年3月17日(水) 15:00~ TTCオンラインセミナー
APTでの取組み ~COVID-19禍の中で~
2019年11月8日~9日 IDEATHON 2019@バンドン工科大学(インドネシア)開催
2019年6月10日 The 16th SHARE MEETING@TOKYO開催 参加者23名
2019年3月6~8日
IDEATHON 2019@Ateneo マニラ(フィリピン)開催
2018年12月5~6日
IDEATHON 2018@UNIMAS & oneM2M Training@クチン(マレーシア)開催

過去のセミナー等開催状況は、以下をご覧ください。

 セミナー等開催履歴 

会議開催状況

実施月日 タイトル
2021年5月7日(金) BSG専門委員会 第89回会合
サラワク大学(マレーシア)とのプロジェクト推進会議-03(リモート会議)
2021年4月6日(火) BSG専門委員会 第88回会合
サラワク大学とのプロジェクト推進会議-02(リモート会議)
2021年3月5日(金) BSG専門委員会 第87回会合
サラワク大学とのプロジェクト推進会議-01(リモート会議)
2021年1月14日(木) BSG専門委員会 第86回会合 メール審議 - 2021年度中期標準化戦略
2020年10月22日(木) BSG専門委員会 第85回会合 タイとの農業に関するリモート会議
2020年4月13日(月) BSG専門委員会 第84回会合 リモート会議

過去の会議開催状況は、以下をご覧ください。

2019年度 活動履歴
2018年度 活動履歴
2017年度 活動履歴
2016年度 活動履歴
2015年度 活動履歴
2014年度 活動履歴
2013年度 活動履歴
2012年度 活動履歴
 

関連リンク

アジア各国への普及推進活動について

関連する専門委員会

  • アジア太平洋域でのICTソリューションプロジェクトに関心のある専門委員会との連携を歓迎します。現状のキーワードは “oneM2M” “Smart City” “Vehicle

活動体制

   委員長:荒木 則幸 氏(日本電信電話株式会社)
  副委員長:小林 真弓 氏(富士通株式会社)
企画戦略委員:山田 徹 氏(日本電気株式会社)

お問い合わせ

委員会は随時委員を募集しております。→募集案内
ご不明な点は事務局までお問い合わせください。
 
TTC事務局:眞野 正稔
E-mail:mano[atmark]s.ttc.or.jp