新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
このたび専務理事に就任いたしました岩田秀行と申します。
新年の挨拶とともに就任の挨拶をさせて頂きます。
コロナ禍の大変不自由な環境の中におきましても、TTCの標準化活動に対するご理解と持続的なご協力を賜り誠にありがとうございます。
TTCは米国のATISの次に設立された世界を代表する日本の標準化開発機関(SDO)で、昨年10月に35周年を迎えました。
TTCを運営するにあたりTTC版SDG意識して参りたいと存じます。
S:国連が掲げる持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)には、標準化の寄与は欠かすことできないと思っております。標準化される技術と開発目標の関連付けを行うことで標準化の重要性を示し、企業の果たす役割に貢献していきたいと存じます。
また、標準化格差解消(Bridging Standardization Gap:BSG)の活動での新興国との連携で進めているICT利活用の社会課題解決のソリューションの普及促進にはSustainability:サステナビリティは、次に述べるダイバーシティとともに大変重要であります。
D:設立当初の情報通信の基盤となるネットワークの相互接続、品質や安全の確保のための標準化から、インターネットや移動体通信の急速な普及により標準化の対象領域も広がり、近年は上位のサービスアプリケーションに関する標準化が進められております。標準化活動も勧告書策定からインプリ作業、普及啓発とDiversify(多様化)が進んでおります。
技術ベースの標準化に加え、ユーザー視点での利用標準化など、アクセシビリティ、ジェンダー等、Diversity:ダイバーシティを考慮した標準化等の活動を行っていきたいと思います。
G:BSGの活動は国内においても重要です。年齢や地域のICT利用のGapを解消する標準化に貢献していきたいと思います。
更に、Global市場におけるビジネス展開においても標準化活動は重要であります。Globalビジネスを進めるための人材育成は不可欠であり、Capacity Buildingとして大学や企業研修で活用いただける標準化教育ツールの提供、セミナー等の企画により、TTCは貢献させて頂きたいと思っております。
TTCはTTC版Sustainability・Diversity・G:Gap/Global(SDG),SDG@TTCを意識して活動を行ってまいりますので、ご指導、ご鞭撻よろしくお願いいたします。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
一般社団法人情報通信技術委員会
専務理事 岩田秀行