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第4回ITU主催AI/ML in 5G Challenge 日本ラウンド受賞者によるAI活用研究の発表について

  2023年11月21日(火)16:00~18:00(日本時間)に第4回目の開催となるITU主催のAI/ML in 5G Challenge の日本ラウンド受賞者によるAI活用研究の発表(ワークショップ)を開催します。

  ITU AI/ML in 5G Challengeは、5Gを含む将来のネットワークで、AI/MLを適用する際の課題に、協調的に対処するためのプラットフォームを提供することを目的としています。

  2022年に開催された第3回のチャレンジでは、13の課題に対して、62カ国から500人を超える参加者が集まり、産学官がネットワーク上のAI/MLを利用して、現実世界で起きる課題の解決に取り組みました。

  なお、今年度の開催スポンサーは、ZTE(中国)です。

  AI/ML in 5G Challengeは、各課題単位で開催される選考会と各課題の選考された招待者による選考会「グランドチャレンジファイナル」で構成されます。なお本年度も、オンラインで開催予定です。

 2023年8月1日(水)16:00 ~ 18:00(日本時間)に第4回目の開催となるITU主催のAI/ML in 5G Challenge の日本ラウンドの紹介と課題説明のウェビナーがオンラインで実施されました。本ウェビナーは英語で開催されましたが、8月22日(水)16:00~18:00(日本時間)に日本語での説明会がオンラインで開催されました。

  AI/ML in 5G Challengeでは、ITUが定めたガイドライン に従い、ホストする企業等が提示した課題ステートメントに対し、1人から5人のメンバーで構成されるチームがそれを解決するソリューションを提案します。参加者はITUの193加盟国の個人であれば誰でも参加可能で、ITUまたはその他の組織のメンバーシップは必要ありません。

  本年度の日本ラウンドは、KDDIよりNetwork Failure Classification Model, utilizing the advanced Network Digital Twin (NDT) technologyと電子情報通信学会RISING研究会より3D Location Estimation Using RSSI of Wireless LANの2つの課題が提示されています。他9課題(Huawei(2)、NIST, Fraunhofer HHI、ULAK Comm. BNN-UPC、ZTE等)、 計11の課題の詳細はhttps://aiforgood.itu.int/about-ai-for-good/aiml-in-5g-challenge/でご確認下さい。(8/16時点)

  なお、日本ラウンド以外の課題への参加も可能です。その際は、課題によりスケジュールが異なる場合がありますので、課題提供者のスケジュールをご確認ください。
  日本ラウンドのスケジュールは以下のとおりです。

  • 10/20:参加申し込み締め切り
  • 10/27:提出締め切り
  • 10/28~30:日本ラウンド選考会(電子情報通信学会RISING研究会主催、TTC後援)
  • 11/3:日本ラウンド審査結果発表 (1課題に対して3チーム選考)
  • 11/28 ~ 11/30:グランドチャレンジファイナル審査会
  • 12/13:グランドチャレンジファイナル審査結果発表

  課題毎の優秀チームに対して1,000CHF(スイスフラン)、グランドチャレンジファイナルの優秀チーム(金賞)には3,000CHF、準優秀チーム(銀賞)には2,000CHFの賞金が授与されます。優秀チームには賞金以外にも表彰状、インターンシップの機会やITU発行のジャーナルに論文の掲載が可能となります。

  本チャレンジへの参加は、企業の若手研究者や大学生にとって、国内外の研究者との交流の場として、非常に良い経験をできる機会と思います。積極的な参加をお願い致します。​​​​