活動内容

業際イノベーション本部

業際イノベーション本部とは

業際イノベーション本部は、業際的な(異なる事業分野にまたがる)イノベーションに関する動向調査、課題の発掘及び戦略の検討を行う組織です。

IoTやスマートシティなど、ICTを活用したさまざまな業界における新しいサービス、ビジネスの創出に向けて、多様な産業界を横断する人的交流や情報交換を支援するとともに、IoT/ビッグデータ/AI活用、先端ネットワーク技術などの開発要素やユースケースの検討、関連する技術/サービス開発や標準化活動を推進することを通して業際イノベーションの強化・推進を図ります。

<背景>
  • IoT、ビッグデータ、AI等社会の在り方に影響を及ぼす新技術によって、あらゆる産業においてイノベーションが加速しており、これがデジタルトランスフォーメーションの実現につながるとして大きな期待が寄せられています。
  • また、IoT/ビッグデータ/AI活用によるさまざまな産業におけるイノベーション創出を支援するため、技術やサービス、ビジネス、標準化などにおいてICTのユーザ企業とベンダー企業との連携やエコシステム構築を図ることが求められています。
  • このような異なる業界に属する企業等の連携を可能とするため、TTC会員以外の方の参加を可能とし、さまざまな技術やビジネスについて議論や検討を行う機会や枠組みの提供が必要になっています。

活動内容

1. 業際イノベーションワーキングパーティ

イノベーション創出に向けた分野・業界横断的な議論ができる、TTC会員以外も参加可能な場(枠組み)を提供し、TTCが運営を支援します。

複数企業などによるICTの利活用に関するアイデア創出やビジネス連携、情報交流など、さまざまな活動を行うことができます。

TTCを活用した会員企業との連携・交流やプロモーション、フォーラム活動の推進、国内外の標準化活動への展開も可能です。

課題・テーマ毎に活動する「業際イノベーションワーキングパーティ(以下ワーキングパーティー)」を設置し、会議室やIT環境の利用、煩雑な委員管理、運営業務などの運営支援をTTCが行います。

・ワーキングパーティご検討の皆様

  •  ワーキングパーティ設置提案書を作成し、事務局にご相談ください。
  • 活動期間は原則1年単位とし、活動延長も可能です。
  • 諸費用についてお見積もりいたします。

  詳細なご説明はこちら

・活動事例

内容
資料
橋梁モニタリング
社会インフラ監視システムのガイドライン策定
2017年5月活動終了後、スマートIoT推進フォーラムにて 「インフラモニタリングタスクフォース」 として継続活動中
 
高精細映像データ医療応用研究会
4K/8K高精細映像データの医療応用に関する調査研究
本活動を通じて、2018年10月にITU-T勧告F780.1“Framework for telemedicine systems using ultra-high definition imaging”を制定
2024年度も継続活動中
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IoTエリアネットワーク管理技術
IoTエリアネットワーク管理技術の導入および検証
2020年6月活動終了
 
電力需給調整サービス用ネットワーク
再生エネルギー変動調整のための、分散電源の適用における、制御用通信ネットワークの提言、ガイドライン作成
2018年12月活動終了
BHQ

脳の健康の維持・向上に向け、脳のMRI画像をベースに脳健康状態を表す単位として開発された BHQ(Brain Healthcare Quotient) に関する情報交換、利活用事例の調査研究、実証実験、普及展開などを実施する。
2024年度も継続活動中

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意志疎通支援事業における遠隔手話通訳システム協議会

ろう者が行政機関や学校、保健所への相談や病院への受診等を行う際の意思疎通を円滑に行うための遠隔手話サービスの標準化に資する要求事項を検討する。
2021年3月活動終了

 仕様書
健康医療IoT

ヘルスケアに関する議論の場として2023年2月に設立。ECHONETとContinua Health Guidelineなどの相互運用性の要求条件および実装等に関する情報交換、調査研究などを実施する。2024年度も継続活動中 

 
メタバース標準化推進連絡会

メタバースに関する議論、情報共有の場として2023年2月に設立。様々な標準化団体の情報が集まり情報の共有を行う場を作り、ITU-T FG-metaverse等 の会議の情報の共有や日本からの提案の事前検討を行い、今後のメタバースの標準化・普及を推進。2024年度も継続活動中

 
SPEコンソーシアム SPEコンソーシアム内外のメンバーによる標準化活動の場として2024年4月に設立

SPE&DC給電システム標準化に関する情報交換、調査研究などを実施する。2024年4月より活動開始

 

 

2. 研究会活動

TTC会員以外の方も参加可能な研究会を開催し、AI等最先端技術に関する情報収集やユースケース検討、ブレーンストーミングなどにより、新たなサービス、ビジネス創出に向けたイノベーションを推進する活動を展開しています。

・活動事例

活動事例
ネットワーク分野にイノベーションを起こすとされるネットワークスライシング技術について、技術が持つ利点が発揮されるビジネス上の利用方法や有望なユースケース創出を目的とした研究会 · 2018年9月ー2019年1月まで全4回活動
AI活用の最新動向を踏まえ、ビジネスとしての可能性、ユースケースの創出とその具体的適用可能性・効果などについて調査研究することを目的とした研究会 · 2018年10月ー2019年4月まで全4回活動

データセンターの構築・運用課題に関する調査検討会

AI, IoT, Big Data技術の進展により加速するデータセンターの大規模化について、その構築、運用技術に関する課題、最新技術、および標準化動向を把握・整理し、今後の標準化に向けた検討を目的とした研究会 · 2019年9月ー2020年3月まで全3回活動

サービス革新のためのイノベーション研究会

企業の枠を超えたオープンイノベーションによる革新的サービスの創出や、技術開発起点でなく利用者起点での課題やあるべき姿からサービスを考える思考の導入に向けて、サービス創出過程で必要なアイデアを生み出す思考法を身に着けるとともに、革新的なサービスのユースケース創出を目指すことを目的とした研究会 · 2019年7月ー2019年12月まで全5回活動

 

3. IoTを支える標準化活動

IoTやスマートシティなど、さまざまな産業改革や都市開発、社会インフラに求められる新しいサービスやビジネスに関する標準化、そして、それを支えるIoTサービスプラットフォームに関する標準化ついて、TTCは次に示す専門委員会を設置しており、それぞれの専門委員会が担当する領域に関する調査や検討、標準化のアップストリーム活動やダウンストリーム活動、情報収集やプロモーションなどの活動を推進しています。

 

4. 各種団体との連携・協調

IoTやスマートシティなどを推進する、さまざまな業界の各種団体と連携関係を構築し、情報共有や人材交流、相互の活動の連携協調などを進めています。

お問い合わせ

ご不明な点は事務局までお問い合わせください。

 
 

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