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TR-GSup.41「光ファイバ海底ケーブルシステムの設計ガイドライン」の制定 (光ファイバ伝送専門委員会)

  TTC光ファイバ伝送専門委員会は、2023年10月3日に技術レポート「光ファイバ海底ケーブルシステムの設計ガイドライン」第1版(TR-GSup.41v1)を制定しました。

TR-GSup.41制定の背景と概要

  光ファイバ伝送システムは、今日の高速・大容量通信を支える重要なインフラであり、モバイルから国際通信に至る様々な場面において、その需要を満たすべく発展を遂げてきました。近年の5Gサービスの本格始動やテレワーク関連サービスの需要拡大等によりトラヒック量の増加が顕著となっており、さらなる高速化・大容量化を目指した研究開発が精力的に進められており、光ファイバ海底ケーブルシステムもその例外ではありません。

  ITU-T補足文書G Sup.41は、光海底ケーブルシステムで同期デジタルハイアラーキ(SDH)及び光トランスポートネットワーク(OTN)信号をサポートする、有中継、無中継、及び光増幅システムの設計上の考慮事項について説明しています。この補足文書は、光ファイバ海底ケーブルシステムの設計要件に関する一般的な考え方についても説明しており、G.971、G.972、G.973、G.973.1、G.974、G.975、G.975.1、G.976、G.977、G.978など、いくつかの勧告に関連する資料を統合し、拡大することを目的としています。

  このITU-T補足文書G Sup.41をTTC技術レポート化したものがTR-GSup.41です。ITU-T G Sup.41 の2018年2月版をTTC技術レポートTR-GSup.41初版として今回発行しました。