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「IVSM 2022 Fall TOKYO」開催のお知らせ

   この度、一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)は、一般社団法人日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)と「IVSM 2022 Fall TOKYO」を開催することといたしましたので、お知らせします。

  IVSM(International Vision Standards Meeting)は、マシンビジョン業界加盟各社の開発技術者が一堂に会して、業界の技術標準化を議論し、規格書作成、実証、審議する場として10年以上の開催実績のある会合です。

  本会合では、ITU-T SG16を担当している マルチメディア応用専門委員会の山本 秀樹 委員長が、
「Current status of ITU-T standardization about multimedia and networks including machine vision」
と題し、講演いたします。ぜひご視聴ください。

「Current status of ITU-T standardization about multimedia and networks including machine vision」
山本 秀樹 委員長 講演

講演日時:2022年9月27日(火) 13:00~14:15

  尚、当日は総務省からご参加いただき、山本秀樹委員長の講演前にご挨拶を頂戴する事になっております。

  下記リンクから登録願います。

https://japanindustrialimagingassociation.my.webex.com/japanindustrialimagingassociation.my/j.php?RGID=r378560b50de579e8e02af479134e1cef

  その他の会合に関しては下記内容をご確認の上JIIA事務局までお問合せください。

JIIA事務局:sec@jiia.org

開催概要

名称
IVSM 2022 Fall TOKYO
会期
9月26日(月)~ 9月30日(金) 9:00~17:00
開催方式
TTC会議室 & Virtual(WebEX)
共催
一般社団法人​ 日本インダストリアルイメージング協会​(JIIA)
一般社団法人 情報通信技術委員会(TTC)
参加対象
JIIA会員、TTC会員
参加費
無料(ただし感染予防の観点で、TTC会員の皆様はオンライン参加のみ)
定員
最大 150名(定員になり次第締切とさせていただきます。)
申込〆切
2022年9月22日(木)
お問合せ
JIIA事務局
sec@jiia.org
その他
本会合は全て英語での会合となります。

 IVSM time table

各会合概要

会合名 内容
GenICamは、カメラの制御における共通プログラミングインターフェース仕様を定義した標準規格です。カメラモデルやインターフェースの種類に依存しないプログラミング環境を提供します。照明機器などの周辺機器の制御にも対応し、レンズ制御の規格化も進行しています。JIIA標準委員会傘下の各分科会としては、GigE Vision分科会、USB3 Vision分科会、また、照明分科会、レンズ分科会と連携をとりながら、規格の普及を推進しています。
FSF(Future Standards Forum)は、2012年9月にG3によって設立され、マシンビジョン業界の標準と技術に関する情報交換のために、G3下に組織されたフォーラムです。標準の重複を最小化するために、現存する標準の再利用と調和を促進しています。FSF Generalは一般の方、FSF Chairは各会合のChairが参加します。
OPC は、産業オートメーション分野やその他業界における、安全で信頼性あるデータ交換を目的とした相互運用を行うための標準規格です。2008 年に発表された OPC Unified Architecture(UA)は、各OPC Classic 仕様の機能性全てを、拡張可能なフレームワークに統合した、プラットフォーム非依存のサービス指向アーキテクチャです。JIIAでは運営委員会傘下の他団体連携準備部会を通じてOPCとの連携を図っております。
(CoaXPress)
CoaXPress®は同軸ケーブルにてデジタル信号を伝送するカメラインターフェース規格です。マシンビジョン用途として、カメラとフレームグラバーを1本の同軸ケーブルで繋ぎ、最大12.5 Gbpsのデータ転送とカメラ制御を同時に行い電源も供給可能です。更に、複数本のケーブルを用いることで12.5 Gbpsを超える高速な画像転送を実現します。次のバージョンでは光ケーブルなどのメディアを使用できるようになります。JIIAのCoaXPress分科会では規格文書及び技術資料の作成、ならびに規格認証のための電気特性適合試験や相互接続試験を運営し、規格や適合製品の普及活動を行っています。
OOCI
OOCI(Open Optics Camera Interface)は、GenICamによるレンズ機能制御(ズーム,フォーカス,絞り,及びパン・チルト)に関するマシンビジョン規格です。JIIA分科会としてはレンズ分科会にて、産業用カメラ用レンズ,光学系,及びその周辺技術に関する標準化を推進しています。
GigE Vision®は、ギガビットイーサネットを利用したマシンビジョン規格です。100 mの長距離伝送、PC標準インターフェースによる低コスト、マルチカメラシステムを実現します。規格化の作業は国際的に行われており、これに合わせて当分科会では、国内への規格紹介や普及活動を行っています。また、照明機器のGenICam対応に伴ったGigE Visionインターフェース搭載を照明分科会、GenICam分科会と連携を取りながら、国内への普及を推進しています。
USB3 Visionは、USB 3.0インターフェースを採用したマシンビジョン規格です。5 Gbpsの高速伝送と、PC標準搭載インターフェースによる低コストなシステム構築を実現します。規格化はG3としての国際的な取り組みとして行われており、USB規格の規格化団体であるUSB-IFとも連携した規格化が進められています。ロッキング機構つきのType-Cコネクタ規格もその成果です。現在、最新のUSB規格は「USB4」となっており、転送速度はGen3×2仕様で最大40 Gbpsに達します。USB3 Vision規格でも、画像センサーの高解像度化/高フレームレート化に対応するため、最新の規格に対応していくことも検討されています。JIIAのUSB3 Vision分科会としては、USB規格の理解を深め、G3での議論を国内に展開しながら、また、国内としての取り組み等を行いながら、規格の普及を目指した活動を行っています。
Camera Link HS(CLHS)は、2012年5月にリリースされ、既存のケーブルを使用して、Camera Link規格のケーブル長や伝送帯域を改善したものとなっています。1ビットのエラー訂正プロトコル、16系統の双方向GPIO、同期した並列処理フレームグラバ、フレーム単位でのカメラ制御が可能です。1レーンあたり3.125 Gbits/s及び5.0 Gbits/sの伝送(Mプロトコル)と、1レーンあたり10.3 Gbits/sの伝送(Xプロトコル)の伝送速度を使用します。相互接続の問題、開発リスクを低減させるため、非暗号化のVHDL-IPが用意されています。イベント通知はパケット転送を使用しており、IPを使用した場合、ジッタ3.2 ns、遅延時間150 ns(typ)を実現しています。GPIO信号も、遅延時間、ジッタ共に300 ns程度となっています。低コストの銅線ケーブルでデータフォワーディングも実現します。
Plugfest
各標準規格適合の条件となる、各標準規格製品間での接続テストを実施します。
CXP ECT
CXP規格適合の条件となる、CXP規格の電気特性適合試験を実施します。

参考リンク先:

標準化委員会について | JIIA 一般社団法人 日本インダストリアルイメージング協会