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「Virtual IVSM 2022 Spring」開催のお知らせ

   この度、一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)は、一般社団法人日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)と「Virtual IVSM 2022 Spring」を開催することといたしましたので、お知らせします。
  IVSM(International Vision Standards Meeting)は、マシンビジョン業界加盟各社の開発技術者が一堂に会して、業界の技術標準化を議論し、規格書作成、実証、審議する場として20年以上の開催実績のある会合です。
  本年は、TTC専務理事の岩田秀行が、「Machine Vision migration on ITU-T standardization」と題し、講演いたします。ぜひご視聴ください。

「Machine Vision migration on ITU-T standardization」 岩田秀行講演

講演日時:2022年5月24日(火) 19:00~19:30

下記リンクから登録願います。

https://japanindustrialimagingassociation.my.webex.com/japanindustrialimagingassociation.my/j.php?RGID=r7fad4ee5727e3094bd6b7ea8f6f63d8e

その他の会合に関しては下記内容をご確認のうえ、JIIA事務局までお問合せください。

JIIA事務局:sec@jiia.org

開催概要

名称
Virtual IVSM 2022 Spring
会期
2022年5月23日(月)~ 5月27日(金)(19:00~24:00)
開催方式
Virtual(WebEX)
共催
一般社団法人​日本インダストリアルイメージング協会​(JIIA)
一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)
参加対象
JIIA会員、TTC会員
参加費
無料
定員
最大150名(定員になり次第締切とさせていただきます。)
申込締切
2022年5月20日(金)
その他
本会合は全て英語での会合となります。
お問合せ
JIIA事務局 
sec@jiia.org

Virtual IVSM time table

各会合概要:

会合名 内 容
GenICamは、カメラの制御における共通プログラミングインターフェース仕様を定義した標準規格です。カメラモデルやインターフェースの種類に依存しないプログラミング環境を提供します。照明機器などの周辺機器の制御にも対応し、レンズ制御の規格化も進行しています。JIIA標準委員会傘下の各分科会としては、GigE Vision分科会、USB3 Vision分科会、また、照明分科会、レンズ分科会と連携をとりながら、規格の普及を推進しています。
FSF(Future Standards Forum)は、2012年9月にG3によって設立され、マシンビジョン業界の標準と技術に関する情報交換のために、G3下に組織されたフォーラムです。標準の重複を最小化するために、現存する標準の再利用と調和を促進しています。
OPC は、産業オートメーション分野やその他業界における、安全で信頼性あるデータ交換を目的とした相互運用を行うための標準規格です。2008 年に発表された OPC Unified Architecture(UA)は、各OPC Classic 仕様の機能性全てを、拡張可能なフレームワークに統合した、プラットフォーム非依存のサービス指向アーキテクチャです。JIIAでは運営委員会傘下の他団体連携準備部会を通じてOPCとの連携を図っております。
(CoaXPress)
CoaXPress®は同軸ケーブルにてデジタル信号を伝送するカメラインターフェース規格です。マシンビジョン用途として、カメラとフレームグラバーを1本の同軸ケーブルで繋ぎ、最大12.5 Gbpsのデータ転送とカメラ制御を同時に行い電源も供給可能です。更に、複数本のケーブルを用いることで12.5 Gbpsを超える高速な画像転送を実現します。次のバージョンでは光ケーブルなどのメディアを使用できるようになります。JIIAのCoaXPress分科会では規格文書及び技術資料の作成、ならびに規格認証のための電気特性適合試験や相互接続試験を運営し、規格や適合製品の普及活動を行っています。
OOCI
OOCI(Open Optics Camera Interface)は、GenICamによるレンズ機能制御(ズーム,フォーカス,絞り,及びパン・チルト)に関するマシンビジョン規格です。JIIA分科会としてはレンズ分科会にて、産業用カメラ用レンズ,光学系,及びその周辺技術に関する標準化を推進しています。
GigE Vision®は、ギガビットイーサネットを利用したマシンビジョン規格です。100 mの長距離伝送、PC標準インターフェースによる低コスト、マルチカメラシステムを実現します。規格化の作業は国際的に行われており、これに合わせて当分科会では、国内への規格紹介や普及活動を行っています。また、照明機器のGenICam対応に伴ったGigE Visionインターフェース搭載を照明分科会、GenICam分科会と連携を取りながら、国内への普及を推進しています。
USB3 Visionは、USB 3.0インターフェースを採用したマシンビジョン規格です。5 Gbpsの高速伝送と、PC標準搭載インターフェースによる低コストなシステム構築を実現します。規格化はG3としての国際的な取り組みとして行われており、USB規格の規格化団体であるUSB-IFとも連携した規格化が進められています。ロッキング機構つきのType-Cコネクタ規格もその成果です。現在、最新のUSB規格は「USB4」となっており、転送速度はGen3×2仕様で最大40 Gbpsに達します。USB3 Vision規格でも、画像センサーの高解像度化/高フレームレート化に対応するため、最新の規格に対応していくことも検討されています。JIIAのUSB3 Vision分科会としては、USB規格の理解を深め、G3での議論を国内に展開しながら、また、国内としての取り組み等を行いながら、規格の普及を目指した活動を行っています。

参考リンク先:

標準化委員会について | JIIA 一般社団法人 日本インダストリアルイメージング協会