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TR-1082「シングル・ペア・イーサネット通信及び直流給電方式についての実装ガイドライン」の制定(IoTエリアネットワーク専門委員会)

  IoTエリアネットワーク専門委員会では、2019年12月3日付けで、TR-1082「シングル・ペア・イーサネット通信及び直流給電方式についての実装ガイドライン」を制定しました。

TR-1082制定の背景と概要

  現在IEEE802.3委員会において、いくつかのシングル・ペア・ケーブルを用いた標準化が完了、または進行中である。これらの規格はイーサネット通信方式・直流給電方式について規定するものである。しかし、その多くは、利用シーンとして自動車の車載ネットワーク、ファクトリーオートメーションを中心とした、同一メーカでの最終実装を前提とすることを想定するものであり、各メーカの対応機器への実装方法によっては、相互接続ができないことも予想される。

  そのため、相互接続の確実性・信頼性・安定性が危ぶまれることとなり、結果的に安全性にも影響が生じる恐れがある。したがって、ICTサービスとして安心して利用できる環境の構築が目指される必要がある。そのための方策として、シングル・ペア・イーサネットのネットワーク仕様を明確化し、各機器への実装要件をガイドラインとして示すことが本技術レポートの目的である。

  本ガイドラインは、ポイント・ツー・ポイント(1対1)で構成される高速通信と小電力を必要とする機器を対象とし、最大1Gbpsの通信速度、最大DC60V(50W)の給電能力と制限を設けることによって、環境負荷を考慮したスマートネットワークの実現することを目的としている。

  今後を担うIoTエリアネットワークの1つとして、ネットワーク機器メーカ、端末機器メーカ、ケーブルメーカ、コネクタ等のアクセサリーメーカが、同ガイドライン規格内で確実に相互接続するための規定としての実装要件を、ガイドラインとして記載したものである。