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マエダブログ TTC専務理事・前田洋一のTTCよもやま話

インドGISFIとの基本合意書の調印に向けて

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 残暑お見舞い申し上げます。

 右の国旗はどこの国のものか、お分かりになりますか?

 これは英語の国名でIndia、インド共和国の国旗です。サフラン・白・緑の横三色の中央に「チャクラ」と呼ばれる法輪(糸車と意味しているとも言われます)を配した旗のデザインですが、サフラン色はヒンズー教、緑色はイスラム教、白色は二つの宗教の和解とその他の宗教を表しているということです。

 インドは1947年にイギリスの植民地から独立し、世界第2位の人口を持つ大国です。2010年の人口推計で12億人を超え、近年の経済発展は著しく、今後の日本にとってのグローバルビジネスにとって重要な国となることは間違いないでしょう。

 2月20日のマエダプログで、「TTCとしては、将来のインド市場とのビジネス的な繋がりに日本の企業は関心が高く、ICT分野での国際連携活動の一環として、インドの通信関係の標準化機関であるGISFI(The Global ICT Standardization Forum for India)との連携を構築することは有益であり、具体的な連携の検討を開始していきたい。」と述べました。

 その後、双方での詳細検討を進め、8月22日にはTTCとGISFIとの間で、Letter of Intent(LOI)という基本合意書を取り交わすこととなりました。

 来る8月22日の午前に、LOIの調印式の後、TTC会員を対象としますが、インドとの連携強化を推進するための第一回イベントとして、 インド GISFIのRamjee Prasad 議長の他、GISFIのキーメンバーをお招きし、TTC会議室にて、セミナーを開催いたします。

 今回の標準化での連携を通じて、インドと日本の通信産業の新たな市場開拓と国際連携の拡大に結びつくことを期待しています。