活動内容

デジタルトランスフォーメーションに貢献するTTCを目指して
~標準化会議副議長就任にあたって~

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日本電信電話株式会社
瀬社家 光

  標準化会議副議長を拝命することになりましたNTTの瀬社家です。今期より滝嶋議長のもとTTCの更なる活性化に向け微力ながら尽力して参ります。

  私は昨期まで標準化議長、並びに企画戦略委員会委員長職を務めておりましたが、現在の目まぐるしいICT技術の進展、その技術を活用したビジネスの潮流を見据えた中、標準化とは何か、TTCはこれにどう貢献し自身の活動を活性化させていくのかが常にTTCの中での議論の主テーマでした。このような状況で、進化が著しいAI、IoT、ブロックチェーン等の先端技術のビジネスへの活用方法と、その先にあるこれら技術に対応する標準化の有り方を見定めるため、関係者の多大なご協力のもと様々な施策を立ち上げてきました。その一つとしてAI活用専門員会を新たに立ち上げました。また従来のセミナーとは異なる新たな技術の活用方法を実践的に議する場として研究会を企画し、昨期ではAIとNWスライスの2つの技術の活用法を研究会のテーマに有識者間で活発に議論を行っていただきました。このようにここ2年、TTC活動の活性化のため手探りではありますが、いろいろ新たな試みを始め、今後の標準化活動に求められるシーズが徐々に明らかになってきました。今期も上記の技術群に加えITU-Tでも重点課題に挙げられているNetwork2030や量子コンピューティング等のテーマにも新たなアプローチを模索しながらTTCとしての活動方針を検討していく所存です。また今後の企業経営の指標の一端を担う国連で採択されたSDGsの17の目標とTTCの活動の関係を中期標準化戦略等に明記しTTCのSDGsに対する関係を示すことで会員の方々のTTCにおける活動がSDGsにどう貢献しているかを明らかにしました。今後もこの取り組みは継続していきます。

  TTCの営みは標準化活動を含め社会のデジタルトランスフォーメーションを推進する意義のある活動です。ただ、様々なアプリケーションが乱立する中でそれらを支えるICT基盤同様、TTC活動は黒子的な活動となりその意義が十分エンドユーザに伝わりきれてないことも事実で、今期はこれまで以上に、TTC活動の重要性を広くアピールで来たらと考えます。これまでの経験を踏まえ、またこれまでのTTCの役割に捉われることなく、標準化活動のビジネス貢献について遡及していきたいと考えます。引き続き、会員企業様のご支援、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。