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Eヘルスに関するサブワーキンググループ(e-health SWG)を新設

2015年08月03日

  皆様、暑中お見舞い申し上げます。梅雨明け以降、大暑の季節になり、本格的な暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。少しでも涼の気分をお届けしたく、睡蓮の花の写真をお届けします。

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  TTCでは、IoT(Internet of Things)やM2M(Machine to Machine)のアプリケーションとして有望なEヘルスの情報通信に関わる課題については、従来、スマートコミュニケーションアドバイザリグループのEヘルスワーキングパーティ (Eヘルス WP) として活動してまいりました。ITU-TのSG16におけるEヘルス課題を扱う課題Q28の検討が具体化し、アップストリームおよびダウンストリーム活動の必要性が出てきたことから、今後の標準化作業については、マルチメディア応用専門委員会の中に、電子情報健康管理SWG(e-health SWG)を設置して進めることになりました。そして、第一回のe-health SWG会合が7月29日にTTCで開催されました。このSWGのリーダは、SG16の課題Q28のラポータでもある川森雅仁氏(慶應大学)にご担当いただきます。

  このe-health SWGは、健康の増進や高齢化への対応において、ICT技術の利活用を促進する観点から、Eヘルス関連標準の具体的な検討および普及促進に向けた活動を行うことを目的としています。

  具体的には、1)ITU-TにおけるEヘルス関連標準化会合への対処方針、寄書審議(アップストリーム活動)、2)ITU-T等のEヘルス関連勧告(例えば、勧告H.810;Interoperability design guidelines for personal health systems)のダウンストリーム活動、3)外部団体と連携したEヘルス標準の普及促進活動、などを推進します。

  第一回のe-health SWG会合では、SWGの設置と体制を合意するとともに、内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)における山川プログラム「脳情報の可視化と制御による活力あふれる生活の実現」に関する標準化課題の検討についての紹介があり、当面のアップストリーム課題として検討を推進していくことが合意されました。

  内閣府の山川プログラムでは、多様な心の有り様を可視化する脳情報のデコーディング技術と、自分が望む脳の状態へと整えるフィードバック技術、加えて、大規模脳情報蓄積基盤の開発と、その国際標準化を進め、2020年迄に共有可能なリソースとして提供することを目指しています。誰もが自らの脳情報の可視化と制御を可能とする携帯型ブレインマシンインターフェース(BMI)を中心に、情報利活用の高度化のための脳ビックデータと脳ロボティクスといった技術を社会に受け入れられる形とすることが重要と考えられています。これにより、脳の健康状態の予測アルゴリズムを用いたメンタルヘルスケアサービスや、専門家と自分の脳活動パターンマッチングを用いた暗黙知学習支援サービスの実現が期待されています。

  e-health SWGへの参加メンバーとしては、ITU-T SG16の課題Q28の国内関係者、関連TTC会員、学識経験者などを含みますが、Eヘルスは新規分野の課題であり、健康・医療機器メーカや健康管理ビジネスに関わる新たなTTC会員の皆様の参加を積極的に図っていきたいと思います。TTCでは、より多くの皆様に議論にご参加いただき、これからのIoTアプリケーション分野の検討を盛り上げていただければと思います。TTCへの入会に関心のある方は入会のご案内をご覧ください。

 


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