BSG専門委員会 活動紹介

 

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委員長 岩田 秀行
(日本電信電話㈱)
副委員長 山本秀樹
(沖電気工業㈱)

1.はじめに

  BSG(標準化格差解消)専門委員会は、本年6月に活動を終結した普及推進委員会の活動を引き継ぐ形として、新興国のルーラルエリアにおける社会的課題を解決するICTソリューションのパイロットモデルを他地域へ展開普及するための「ソリューション利用標準」策定およびその普及を目的としています。「ソリューション利用標準」は、TTCの他の専門委員会で検討している「技術標準」とは異なるので策定にはチャレンジ的な要素も多いですが一歩一歩進めて行き、参画メンバーのグローバル展開に寄与できればと思っております。

2.これまでの活動状況

  通信業界に限りませんが、国内市場が年々減少していくなか、グローバル市場へのビジネス展開は急務であります。TTCでは2007年に普及推進委員会を設立し、単独で開拓するにはリスクが大きいとされる新興国のルーラルエリアをターゲットとし、参画メンバーが連携してパイロットプロジェクトを実施してきました。それらのパイロットプロジェクトでは、医療・教育・農水産業・環境の4つの分野について検討して参りました。図1に示すように、ルーラル地域にセンサーネットワークを構築し、各分野に必要な情報を各種センサーで測定し、ネットワークを通じて得られたビッグデータを都市部の各分野のエキスパートが解析し、解決策や予知情報等をネットワークを通じて提供するものです。ルーラルエリアでは無縁ではないかと思われるM2Mやクラウドサービスを小規模でありますが実証してきました。また、現地大学と協業しソリューション開発を行うことにより、現地のローカライズ化や低廉化に対応してきました。新興国の大学のアクティビティや発想力の高さには驚くばかりです。

  東南アジアのルーラルエリアで実施したパイロットプロジェクトをビジネス化も含め展開するため利用標準を、2005年にASTAP(アジア太平洋標準化プログラム)のBSG(標準化格差解消)WGの配下にCST(ケーススタディチーム)を設置し、議論を開始しました。標準化の策定には、ASEANの主要国であるタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシアの有識者との会合を委員会主催で年1回開催して、標準化策定の意見交換を行って参ります。具体的なアウトプットとしては、ASTAPのBSG WGのCSTへ、これまでのパイロットプロジェクトのケーススタディをまとめたハンドブックの提案を予定しており、それをベースに各国への実装要求等の標準化を行う予定です。ITU-Tにおいても標準策定にあたっては途上国での利用を考慮した視点や切り口が求められており、得られた成果を反映していく予定です。

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図1.ルーラルエリアへの社会的課題解決ソリューションモデル

 

3.BSG専門委員会の活動予定

3.1 ASTAP/ITU標準化活動

3.2 標準化協力

3.3  パートナシップの形成・維持

  グローバル展開は地道な活動が必要になります、国内外に限らない連携した継続的な活動は不可欠です。普及推進委員会での活動で築いたアジア諸国との人脈も活用頂けるものと思っております。当専門委員会へのご参加及び支援をお待ちしております。

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