通信装置のソフトエラーの標準化アドホック

活動紹介

 近年、宇宙線によって生じる中性子線による通信装置のソフトエラーが増加しつつあります。ソフトエラーというのは、永久的にデバイスが故障してしまうハードエラーとは異なり、一時的な故障でデバイスの再起動やデータの上書きによって回復する故障のことです。ソフトエラーが通信装置に発生すると、様々な故障モードを誘発し、通信サービスに多大な影響を及ぼす可能性があります。通信装置では、この様な故障も想定し通信サービスに影響を及ぼさないように設計をしていますが、これまでは、ソフトエラーを再現させることが困難だったため、十分な検証ができませんでした。

 しかしながら、最近、小型加速器中性子源を用いて通信装置のソフトエラーを再現させ、効率的に通信装置のソフトエラーによる影響を測定する試験技術が開発されました[1]。本試験を実施することにより、事前にソフトエラーの影響を把握でき、改善を行った後に実運用ネットワークへ通信装置を導入し、大幅な通信品質の向上をはかることが可能となります。

 2015年10月に開催されたITU-T SG5 10月会合において、通信装置の品質向上に資するため、通信装置のソフトエラーに関する設計指針、試験条件、試験方法を、ITU-T SG5「Environment and climate change:環境と気候変動」のWP2 課題10「Security of telecommunication and information systems regarding electromagnetic environment:電磁環境に関する通信と情報システムの安全」へ提案し、勧告化をすることが承認され、現在勧告草案の検討されています。 

(参考文献)

[1] 日本電信電話株式会社・国立大学法人北海道大学 (2013年3月21日) 「宇宙線による情報通信機器のトラブルを未然に防ぐ技術を開発」
 http://www.ntt.co.jp/news2013/1303/130321a.html 

マネジメント体制

リーダ: 岩下 秀徳 氏(日本電信電話株式会社)
担当企画戦略委員: 林 秀樹 氏(ソフトバンク株式会社

会議開催状況 

実施月日

回数

内容 

2017年10月6日

第16回

SOET関連勧告草案検討

2017年9月8日

第15回

SOET関連勧告草案検討

2017年6月2日

第14回

ITU-T SG5 5月会合結果報告、今後のSOET関連勧告草案検討計画

2017年4月7日

第13回

SOET関連勧告草案検討

2017年3月17日

第12回

SOET関連勧告草案検討

2017年2月24日

第11回

SOET関連勧告草案検討

2017年1月27日

第10回

SOET関連勧告草案検討

2016年11月18日

第9回

ITU-T SG5 10月会合のSOET関連の審議結果および今後の対応検討 

2016年9月9日

第8回

SOET関連勧告草案検討

2016年8月29日

第7回

SOET関連勧告草案検討

2016年7月29日

第6回 SOET関連勧告草案検討

2016年5月20日

第5回 ITU-T SG5 4月会合のSOET関連の審議結果

委員募集

 募集案内

arrow067_03.gif 通信装置のソフトエラーに関する標準化Adhocの開設および委員募集

お問い合わせ

TTC事務局担当:吉田 薫
E-Mail:yoshida@ttc.or.jp
TEL: 03-3432-1551(代表)