IoTエリアネットワーク関連技術レポート2件の第2版制定(IoTエリアネットワーク専門委員会)

2018年03月22日

  IoTエリアネットワーク専門委員会は、下記2件の技術レポートの改版を行いました。

1.TR-1064の改版内容

 TR-1064は、IoTエリアネットワークに適用可能な、有線、無線の各種伝送技術について概要をまとめた技術レポートで、2017年3月に第1版を制定しています。今回の改版(第2版)では、以下の項目に関して説明等を追記、追加し、その他、表現の修正を行っています。

(1) 無線技術においてLPWAN(Low Power Wide Area Network)に分類される各種伝送方式について概要説明を追記し、また、各方式の比較表にも追記。

(2) 携帯電話の通信技術であるLTE方式をベースに、端末の送受信帯域幅を制限することによりIoTへの適用を図るNB-IoT(Narrow Band-IoT)方式について説明を追記し、また、他のLTE方式との比較表を追加。

(3) 1.9GHz帯を使用したTD-LTE方式をベースにした事業所用ディジタルコードレス電話方式であるsXGP(shared eXtended Global Platform)方式の説明を追加。

2.TR-1061の改版内容

 TR-1061は、TTC標準JJ-300.00「ホームNW接続構成特定プロトコル」で規定するプロトコル(HTIP)において、JJ-300.00の普及を図るため、本プロトコルを機器に実装する上で、以下の①~③に関し参考になると考えられる事項を記載した技術レポートで、2015年12月に第1版を制定しています。

①イーサネット以外のデータリンク層(各種無線方式のデータリンク層など)を利用する場合の対応

②障害切り分けに有用な情報への対応

③LLDP(Link Layer Discovery Protocol)の情報を送信するためのイーサネットフレームに含まれるLLDPDU(LLDP Data Unit)を複数使用する場合の対応

 今回の改版(第2版)では、以下のとおり2つの章を追加し、JJ-300.00規格(HTIP)を実装するにあたって、より参考となるガイドラインとしています。

(1) 第5章:HTIP-エンド端末が、拡張接続構成情報、拡張MACアドレスリストを送信可能であることを明確化。

(2) 第6章:複数の通信インタフェースを持つHTIP-エンド端末の動作を記載。

注:JJ-300.00は、ITU-T SG15にアップストリーム提案を行い、2011年10月にITU-T勧告G.9973(Protocol for identifying home network topology)として国際標準化されました。その後、JJ-300.00に機能追加を行い、2015年8月に第2版化、2017年5月に第3版化したことに伴い、第3版までの追加・変更内容のアップストリーム提案を実施し、G.9973も2017年8月に更新版が勧告化されました。


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