通信装置のソフトエラーに関する標準化Adhocの開設および委員募集

2015年08月04日

(2017年2月更新)

「通信装置のソフトエラーに関する標準化」の推進の提案があり、ITU-T SG5のEMC (Electromagnetic Compatibility) を担当している伝送網・電磁環境専門委員会の通信装置のEMC SWG (SWG1305) 内にAdhocを開設しました。関係者の積極的なご参画をお願いいたします。 

1.Adhocの名称

「通信装置のソフトエラーに関する標準化Adhoc」 (SOET_Adhoc:Soft error testing Adhoc) 

2. Adhoc開設の経緯

 近年、宇宙線によって生じる中性子線による通信装置のソフトエラーが増加しつつあります。ソフトエラーというのは、永久的にデバイスが故障してしまうハードエラーとは異なり、一時的な故障でデバイスの再起動やデータの上書きによって回復する故障のことです。ソフトエラーが通信装置に発生すると、様々な故障モードを誘発し、通信サービスに多大な影響を及ぼす可能性があります。通信装置では、この様な故障も想定し通信サービスに影響を及ぼさないように設計をしていますが、これまでは、ソフトエラーを再現させることが困難だったため、十分な検証ができませんでした。

 しかしながら、最近、小型加速器中性子源を用いて通信装置のソフトエラーを再現させ、効率的に通信装置のソフトエラーによる影響を測定する試験技術が開発されました[1]。本試験を実施することにより、事前にソフトエラーの影響を把握でき、改善を行った後に実運用ネットワークへ通信装置を導入し、大幅な通信品質の向上をはかることが可能となります。

 2015年10月に開催されたITU-T SG5 10月会合において、通信装置の品質向上に資するため、通信装置のソフトエラーに関する設計指針、試験条件、試験方法を、ITU-T SG5「Environment and climate change:環境と気候変動」のWP2 課題10「Security of telecommunication and information systems regarding electromagnetic environment:電磁環境に関する通信と情報システムの安全」へ提案し、勧告化をすることが承認され、現在勧告草案の検討されています。 

(参考文献)

[1] 日本電信電話株式会社・国立大学法人北海道大学 (2013年3月21日) 「宇宙線による情報通信機器のトラブルを未然に防ぐ技術を開発」
 http://www.ntt.co.jp/news2013/1303/130321a.html 

3. Adhoc委員参加資格と委員の募集

  Adhocへの委員を募集しています。ただし、Adhocへのメンバー登録は、伝送網・電磁環境専門委員会 (WG1300) に登録されているTTC会員様に限らせて頂きます (注1)。

(現在のAdhoc参加会員)

日本電信電話 (株) 、日本電気 (株) 、富士通 (株) 、沖電気工業 (株) 、 (株) 日立製作所、ザイリンクス (株) 、日本アルテラ (株)

(Adhocへの登録)

Adhocへ登録希望の方は、TTC 吉田 (yoshida[atmark]ttc.or.jp)まで氏名、会社名、e-mailアドレス、電話番号のご連絡をお願いいたします。

また、SWG1305への委員登録もお願いいたします。SWG1305への委員登録は、各TTC会員会社のTTC窓口担当様へから委員登録をお願いいたします。 

(注1) 専門委員会の入会については、下記を参照下さい。

TTCへの入会および専門委員会への参加には費用が発生いたします。

(既に伝送網・電磁環境専門委員会 (WG1300) に加入されている委員の企業様は不要です。)

入会金:10万円 (TTC非会員の場合)

年会費:会費1口

専門委員会登録:会費1口

H27年度の会費は1口45万円

(※) 入会金及び会費の詳細説明につきましてはTTCホームページをご覧ください。

入会金規程 (PDF)

会費規程 (PDF) 

4. Adhoc会合の状況

 Adhocリーダ:岩下 秀徳 (NTT)

   第1回会合を2015年8月に開催し、2016年9月までに8回のAdhoc会合を開催し、下記の4件の勧告草案の検討を行っています。

 K.soft_ba(通信装置の大気放射線影響(ソフトエラー)の概要)
 K.soft_des(通信装置のソフトエラー対策設計手法)
 K.soft_test(通信装置のソフトエラー試験手法)
 K.soft_mes(粒子線検査に基づく対策のための品質推定方法とアプリケーションガイドライン

5. 問い合わせ先

 不明な点がございましたら、下記の事務局担当まで連絡下さい。

 【連絡先】TTC事務局担当 :吉田 薫

 E-Mail :yoshida[atmark]ttc.or.jp

 


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